総務省が、昨年10月時点の人口統計を公表しました

日本の人口は4年連続で減少し、高齢化がさらに進み、地方の人口減少が明確になっています。

総務省が4月17日発表した2014年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は1年前と比べ21万5千人少ない1億2,708万3千人となりました。4年連続の減少で、2008年のピークから約100万人減っています。

労働力の中核となる15~64歳の生産年齢人口は116万人減の7,785万人で、総人口に占める割合は61.3%と、1993年以降、低下し続けています。一方、65歳以上の高齢者(老年人口)は110万2千人増え、3,300万人となり、14歳以下の年少人口が減少するなか、初めて老年人口が年少人口の2倍を超えました。なお、老年人口比率(総人口に占める老年人口の割合)は26.0%になっています。

都道府県別人口をみると、地方から都市部への人の流れが強まり、地方の人口減少が明確になっています。全国人口に占める割合をみると、東京都が最も高く、前年に比べ0.1ポイント上昇し 10.5%となりました。全国に占める割合が5%以上の5都府県、すなわち、東京都(1,339万人)神奈川県(910万人)、大阪府(884万人)、愛知県(746万人)、埼玉県(724万人)で全国人口の36.2% を占めています。

人口増減率を都道府県別にみると,増加は7都県となっており、東京都が0.68%と最も高く、沖縄県、埼玉県、神奈川県、愛知県、千葉県、福岡県の7都県が増加しています。 一方、減少は40道府県となっており、秋田県(-1.26%)、青森県(-1.08%)、高知県(-0.96%)、山形県(-0.92 % )、和歌山県(-0.85%)などが減少県の上位に並びます。