全国の60歳以上の男女5,000人を対象にした内閣府「2010(平成22)年高齢者の日常生活に関する意識調査」によると、不安を感じる点として、「自分や配偶者の健康や病気のこと」が77.8%、「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」が52.8%と、自分や配偶者の健康・病気・介護を挙げた方が飛びぬけて多くなっています(複数回答)。
年齢を重ねれば次第に健康に自信がなくなってくるものです。ちょっとした体調の不良が仕事をこなせるかどうかということを含め、大きな不安へとつながっていきます。健康であるためには、食事、運動など日頃の積み重ねと、積み重ねていくための意志が必要です。
偏食を続けてもこれまで病気になったことはない、といった変な自信は捨てたほうが賢明かもしれません。どうしてもバランスがとれた食事ができない、という方はサプリメントや特定保健用食品(トクホ)などで補う方法もあります。
また、体調のちょっとした変化に早く気がつくことも大切です。からだの変化だけではなく、心の変化にも気を配りたいものです。