2021年4月30日に、2021年3月の有効求人倍率とあわせ、厚生労働省から2020年度の有効求人倍率も公表されました。
2020年度の有効求人倍率は1.10倍と、前年より0.45ポイント低下し、2年連続で悪化しました。有効求人は前年度に比べ22.3％減となり、有効求職者は9.8％増となりました。
同日、総務省統計局から、2021年3月分とあわせ、2020年度の完全失業率も公表されました。
2020年度の完全失業率は2.9％と、前年より0.6ポイント増加し、11年ぶりに悪化しました。
2020年度は、新型コロナウィルスの影響で、それまで10年にわたって改善傾向が続いていた有効求人倍率と完全失業率が急激に悪化しました。厚生労働省は2020年5月29日以降、「新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について」として、情報を公開しています。