退職時に会社から、年金手帳、健康保険被保険者資格喪失証明書、源泉徴収票、離職票を受け取ります。退職後、求職活動が長引くのか、すぐに再就職するのか、再就職先は正社員か臨時的な雇用かによって税金、各種保険の手続きが変わってきます。また、次の就職までの期間、健康保険はどうするのかを判断しなければなりません。さらに、確定申告、厚生年金を国民年金に切り替える手続きなど、退職するまでは会社が行ってくれていた手続きを、自分でしなければならなくなることを覚悟する必要があります。国や自治体が「この件はどうされますか」と聞いてくることはまれです。
雇用保険は失業手当の受給、職業訓練を受ける際に重要な保険です。雇用保険は強制保険で、従業員を1人でも雇用したときには原則加入しなければなりませんが、加入していないケースもあります。給与から雇用保険料が控除されていても、ハローワークに問い合わせるなど、ご自分が雇用保険に加入しているか確認をしてください。また、パート勤務でも働いている期間、労働時間によっては雇用保険の被保険者資格があることを知っておいてください。