求人情報の見方・読み方

求人情報に書かれていることは基本事項です。
不明な点は問合せ、面接時に確認しておきましょう。

求人情報誌(紙)は、インターネットと並ぶ仕事探しの2大情報源のひとつです。市販の求人誌からフリーペーパー、折り込みの求人紙まで、ほとんどが手軽な値段または無料で手に入ります。パソコンやインターネット回線を必要とせず、誌面に直接書き込みをしたり、切り抜いて持ち歩いたりできるのが紙媒体の利点です。全国求人情報協会などのサイトを見ると、どんな求人情報誌(紙)があるかチェックできます。

求人広告は、必要な情報がコンパクトにまとめられています。主な項目として、募集職種、応募資格、給与、勤務時間、勤務地、待遇、休日休暇、応募方法、会社の所在地と連絡先などが掲載されています。限られたスペースのため、雇用に関するすべての条件が記されているわけではないので、不明な点は応募の前に電話などで問合わせるか、面接の際にはっきりさせることが大切です。

求人情報誌(紙)に掲載された企業への問い合わせは、電話が一般的です。ただし電話ではあまり細かいところまでは聞けないので、面接でということになるでしょう。電話でも面接でも、知りたい要点を明確にして、できるだけ具体的な言葉や数字で回答してもらうことが重要です。

応募先の会社がホームページを持っている場合は、あらかじめ閲覧しておくと、無駄な質問をせずにすみます。また、企業側からは「いつ面接に来られますか」「いつから働けますか」などと尋ねてくることも予想されますから、その場で考えこまないよう、適切な答えを用意しておくことも必要です。

月収。社保あり。完全週休2日制。
求人広告独特の表現にも注意してください。

特に問題となりやすいのが、職種と事業・仕事内容、雇用形態、給与などです。職種名は一般に理解できる名称であることが原則ですが、なかにはその会社で使用されている呼称のため、実際の仕事内容がわかりにくいものもあります。雇用形態では、月額で給与が表示されていても、正社員ではなく契約社員という場合があります。また事業内容が実態と違う場合もあります。電話、面接での応対、会社の雰囲気などのチェックも大切です。給与で誤解を招きやすいのが、月給と月収の違いや、年俸制を月にならした額などです。そのほか、「社会保険完備」と「社会保険あり」、「週休2日制」と「完全週休2日制」などの違いにも注意しておきたいところです。

求人情報に出てくる間違いや誤解を招きそうな表記

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